縁の下の力持ち!?「畝(うね)」とは?

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はじめに

作物の栽培環境をより良くする上で欠かせない「畝(うね)」をご存知ですか?

畝を適切に作ることで、様々な効果を得ることができます。

本記事では、畝について解説をします!

畝について

それでは、早速畝について見ていきましょう!

① 畝とは

畑で作物を栽培する際に、土を細長く盛り上げた部分のことを指します。その他にも、畝間、ベッド間などの言葉があります。

② 畝の効果

1.排水性の向上

雨水が畝間に流れるため、過剰な水分が根に溜まるのを防止できます。

2.通気性の改善

土壌の通気性が高まり、根の呼吸を促進できます。

3.地温の上昇

土の表面積が増えることで、地温があがりやすくなります。

4.作業効率の向上

作物の植え付けや管理がしやすくなります。

このように、畝を立てることで、たくさんの効果を得ることができます。そんな意味で、畝は農業における縁の下の力持ちと言えるでしょう!

③ 畝の種類

平畝

構造:地面と同じ高さで平らな畝

特徴:作業が容易で、畝の作成が簡単。捌けが悪い土壌では、雨水が溜まりやすく、作物が浸水する可能性がある。

平高畝

構造:土を台形に盛り上げ、地面より高くした畝。

特徴:排水性が向上し、土壌の乾燥を促進。根が伸びるスペースを確保できる。水はけの悪い土壌や、根菜類の栽培に適している。

かまぼこ型畝

構造:土を半円状に盛り上げた畝

特徴:雨水が速やかに流れ落ち、作物の周囲に湿気が溜まりにくい。レタスやキャベツなどの結球野菜の病気予防に効果的。多湿を嫌う作物に適している。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

農業をしていると畝という言葉を必ず耳にします。そのような時に、畝がどこなのか、畑のどの部分を指して説明しているのかがわかると、作業を円滑に行うことができます。

畑を見る機会があったら、作物だけでなく、畝にも注目して見てください!

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