はじめに
農業といったらどんな景色を思い浮かべますか?
そんな時に忘れてはいけないのがハウスの存在です。
ハウスは、作物を天候や害虫から守り、生育環境をより良いものにする役割を持っています。
本記事では、骨材と被覆資材によるハウスの違いを解説します!
ハウスの種類
それでは、早速ハウスの種類について見ていきましょう!
①骨材による分類
1.パイプハウス型
構造:
主にU字型や丸型のパイプを支柱として使用。地面に直接パイプを差し込む。
特徴:
コスト:比較的低コスト
施工性:組み立てが容易。工期を短縮できる。
強度:高強度のパイプを使用することで、耐候性や耐久性を向上
そのためパイプハウスは、比較的小規模な農業や園芸、簡易的な施設に適しています。
2.鉄骨ハウス型
構造:
角パイプやH型鋼などの鉄骨を主骨材として使用。基礎にコンクリートを用いる。
特徴:
コスト:パイプハウスと比較すると資材費や施工費が高い。
強度:強度が高く、耐久性を持つ。台風や積雪などの自然災害に対する耐候性がある。
そのため、鉄骨ハウスは、大規模な農業経営や超規模の使用を前提とした施設に適しています!
②被覆資材による分類
1.ガラスハウス
被覆資材:ガラス板
特徴:
・透光性が高く、日光を効果的に取り入れられる
・耐久性が高い
・建設コストが比較的高い
2.プラスチックハウス
被覆資材:ポリオレフィンフィルム
特徴:
・軽量で扱いやすい
・建設コストが比較的安い
・高強度パイプの使用で耐久性を向上
以前は塩化ビニルフィルムが主流であったため、「ビニールハウス」と呼ばれていました!現在でも、ガラスハウス以外のハウスを総称して「ビニールハウス」と呼ぶことがあります。
3.その他
フッ素系フィルム:耐久性や透光性に優れる。
FRP板:ガラス繊維強化プラスチック製の板。強度と軽さを兼ね備える。
硬質フィルム:ポリエステルフィルム(PET)などがある。耐久性や耐候性に優れる。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
一括りにハウスと言っても様々な分類があります。
栽培する作物や規模によって建設するハウスを検討する必要があります。
上手なハウス選びをすれば、機械化がしやすくなり、将来的な農業の効率化にもつながります。
ぜひご自身に最適なハウスを見つけてください!