はじめに
食卓に彩りを添える人気の野菜、アスパラガス。
しかし、その歴史や名前の由来については知っている人は少ないかもしれません。
本記事では、アスパラガスの歴史について解説をします!
アスパラガスの起源
それでは、早速アスパラガスの理解を深めていきましょう!
① 原産地
アスパラガスの原産地は、南ヨーロッパとされています。
古代ギリシャやローマ時代には、すでに野生のアスパラガスが食べられていたとされています。
中世では痛風に効く薬草として使用されていたそうです。
② 名前の由来
「アスパラガス(asparagus)」という名前は、ギリシャ語の「アスパラゴス(asparagos)」に由来します。この言葉は、「新芽」という意味を持ちます。
アスパラガスは成長すると固くて食べにくいので、発芽直後の若い芽の部分を収穫していることに関係があります。
③ 日本への伝来
日本には江戸時代後半、オランダ船によってアスパラガスがもたらされました。
当初は「オランダきじかくし」「西洋うど」「松葉うど」など様々な名前が当てられたそうです。
オランダきじかくし:オランダから渡り、日本に生える「キジカクシ」という植物に似ていたから。ちなみに、アスパラガスは実際、DNAによって決定されるAPG分類ではキジカクシ科に属します。
西洋うど:ホワイトアスパラガスが、軟白栽培(菜類の茎葉を白く柔らかく栽培する方法)したうどににているから。
松葉うど:松葉は、成長したアスパラガスの針状の偽葉が、松葉を連想させるから。
④ 日本での普及
明治時代になると、北海道開拓使によってアスパラガスが導入され、食用としての栽培が始まります。本格的な栽培は大正時代からで、北海道や青森県などで生産が始まります。
当初、日本で主流だったのはホワイトアスパラガスで、欧米への輸出用として缶詰加工が行われていました。しかし、昭和40年代以降、栄養価の高さや収穫のしやすさから、グリーンアスパラガスの栽培が主流となりました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
アスパラガスは古代から現代まで多くの人々に愛されてきた歴史ある野菜です。
名前の由来や日本での普及の歴史を知ることで、アスパラガスにより愛着が湧くのではないでしょうか。
アスパラガスの歴史は今でも進化していて、最近では「高畝栽培」という栽培方法が注目を浴びています。
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